脱毛をしたことがない人にとって、脱毛に対する不安や疑問はいろいろあると思います。
特に「どれくらいの期間脱毛を受ければ十分なのか」は最も気になるポイントでしょう。
できれば短い期間で脱毛を済ませたいし、必要最低回数を知っておきたいですよね。
予め必要な回数が分かっていれば「○月にスタートすれば、夏までに脱毛完了できる!」などゴール設定からの逆算もできて便利です。
また、回数が多いほど、料金ももちろんかかります。
回数制や月額制など、さまざまなプランを検討する際にも、適切な回数を知っておくことは重要です。
回数の目安がわかっていれば、料金もお得に済むかもしれないのです。
ここでは、脱毛期間に関する情報をまとめました。
①脱毛期間のキーワード「毛周期」っていったい?
②各部位の発毛サイクルと、脱毛にかかる回数の目安
③できるだけ早く脱毛を終わらせるコツとは?
の3つにわけて解説します。
【①脱毛期間のキーワード「毛周期」っていったい?】
そもそも脱毛にはなぜ長い期間がかかってしまうのでしょうか。
それは、エステサロンでの「光脱毛」でも、クリニックの「レーザー脱毛」でも「毛周期」を考慮して脱毛回数を重ねる必要があるからです。
「毛周期」とはいったいどのようなものなのでしょうか。
「毛周期」は、毛が生えるサイクルのこと。このサイクルには3段階あります。
(1)休止期
毛が抜け落ちた後、次に成長するまでのあいだ皮膚の中で毛が眠っている期間を指します。
毛がどのくらいの期間眠っているかは、各部位ごとに異なります。
身体の毛の3分の2は休止期の状態です。
残り3分の1がいわゆる「ムダ毛」。目に見える状態にある毛で「成長期」の毛と「退行期」の毛にわけられます。
(2)成長期
毛が生え、伸び続けている期間を指します。
エステサロンやクリニックの施術機器が作用するのは、この「成長期」の毛だけ!
(3)退行期
毛の成長がストップし、自然に抜け落ちるまでの期間を指します。
「成長期」と同じく目に見えるムダ毛ですが、エステサロンやクリニックの機器は「退行期」の毛には作用しません。
「退行期」が終わると(1)の「休止期」に戻って、サイクルをぐるぐると繰り返します。
つまり、1回の脱毛施術で処理できるのは、毛のなかでもごく一部。「成長期」の毛だけなのです。
その他の毛については、抜け落ちてまた生えてきて「成長期」の状態になるのを待たなければなりません。
だから、施術は「毛周期」に合わせて回数を重ねる必要があるのです。
また、施術と施術のあいだの間隔を適度にあけないと効果がでません。頻繁に施術を受けても決して効果的ではないのです。一般的に、2か月ほどの間隔をとるのが望ましいとされています。
回数がかかるだけでなく、間隔もあける必要があるから、脱毛が終わるまでには長期間を要してしまうというわけなんですね。
【②各部位の発毛サイクルと、脱毛にかかる回数の目安】
「毛周期」は、各部位ごとに差があります。したがって、各部位ごとに必要な脱毛回数も違ってくるのです。
ほとんどの部位は、必要最低回数で言えば12回程度受ければ十分と言われています。
腕や脚、顔、ワキなどはこれに当てはまります。
厳密に言えば、毛周期はそれぞれ異なっています。
成長にかかる期間で見ても、顔は約2か月、腕や脚は3カ月前後、ワキは約5カ月と言われています。
でも、毛周期にぴったり合わせて脱毛すればバッチリというわけでもないのです。身体のことなので、誤差は当然あります。
それを考慮して、最低でも12回受けておけば、十分満足できる結果になる、ということなのです。
ただし、アンダーヘア(VIO)だけは特殊な発毛サイクルを持っています。
成長にかかる期間が1年程度と、他の部位に比べてかなり長いのです。
そのため、他の部位よりも回数がかかってしまいます。
14~16回ほどかかるものと考えておくと良いでしょう。
ただし、ここで紹介したのはあくまでも平均的な回数の目安です。
毛の濃さや太さ、毛の量、肌質などによって個人差はありますので、注意してください。
【③できるだけ早く脱毛を終わらせるコツとは?】
脱毛を最短回数で済ませるコツ、それは普段からスキンケアをしっかり行っておくことです。
肌状態によっては、脱毛効果が十分に得られない場合があります。
例えば、肌が日焼けしている場合は、脱毛効果が低くなりがち。
日焼けしすぎていると、そもそも施術を断られてしまう場合も!光やレーザーは、メラニン色素に反応して毛を処理するからです。
逆に言えば、肌が白く毛が黒いというようにコントラストがはっきりした状態なら、毛をピンポイントに狙えるので、より脱毛効果が期待できます
施術効果を高めるためにも、紫外線対策は万全に行い、白い肌を保つのがオススメです。
また、肌がダメージを受けている状態では、脱毛施術ができません。
傷や肌荒れ、乾燥、日焼けで赤く炎症を起こした状態などはNGです。
こういったダメージ肌の状態で脱毛施術をしてしまうと、肌トラブルが悪化する危険性があるので、施術を断られてしまうのです。
保湿などのスキンケアをかかさず、健康な状態の肌を保ちましょう。脱毛施術OKな万全の肌状態をキープするのが重要です。
その他、脱毛プランで言えば全身脱毛コースを選ぶのも良い手かもしれません。
全身脱毛なら、複数の部位をまとめて施術するので、通院の手間などが省けます。
各部位ごとで脱毛を受けるより、全身脱毛のほうが安い価格設定になっているエステサロンも多いので、おすすめですよ。