脱毛を受けてみたいけど、なんとなく不安…という方は少なくないのではないでしょうか。
その不安の中でも「施術時の痛み」については、多くの人が心配するものです。
脱毛初心者のみならず、脱毛経験者でも「痛み」が原因で脱毛を遠ざけてしまっている方もいるかもしれませんね。
施術が痛くて、脱毛に挫折してしまった…という方もいるのでは?
そんな人も大丈夫!
でも、自分に合ったサロンやクリニックを選べば、脱毛をあきらめずに済むのです。
ここでは、脱毛に関する「痛み」の原因や対策を紹介します。
①なぜ脱毛には痛みが伴うの?その原因と、脱毛方法ごとの比較
②痛みが強い部位はどこ?
③脱毛の痛みを軽減させるための対策
④痛みはいつまで続くの?
の4つにわけて徹底的に解説します!
脱毛に抵抗感のある初心者の人も、脱毛に挫折してしまった経験者の人も、これを読めば脱毛が怖くなくなるはずです。
目次
【①なぜ脱毛には痛みが伴うの?その原因と、脱毛方法ごとの比較】
個人差があるとはいえ、そもそもなぜ脱毛には痛みが伴うのでしょうか。
主な脱毛の方法を紹介し、その仕組みを説明することで、原因を紐解いていきましょう。
(1)脱毛にはどんな方法があるのか
現在主流の脱毛方法は
・サロンや家庭脱毛機器で使われている「光脱毛」
・クリニックで使われている「医療レーザー脱毛」
の2つです。
この他にも、一部のサロンやクリニックでは「ニードル脱毛」という施術も行われていますが、メリットが少ないため、あまり見かけない方法です。
毛穴に刺した針から電流を流してムダ毛を1本ずつ焼き切るので、脱毛効果は抜群なのですが、とにかく痛く、1本ずつの処理なので時間もかかってしまうため、現在ではあまり行われていません。
(2)光脱毛・医療レーザー脱毛の仕組み
メジャーな脱毛方法である「光脱毛」「医療レーザー脱毛」ですが、基本的な仕組みは共通です。
光もレーザーも、黒や茶色などの濃いメラニン色素に反応するように作られています。
光やレーザーが毛のメラニン色素に反応し、毛の先端や毛根が処理されることで、毛質の変化や減毛や脱毛の効果があるのです。
そのため、照射する部分によっては痛みが生じてしまいます。
照射部位に色の濃いムダ毛がある場合や、ムダ毛が密集している場合、皮膚の色素沈着がある場合などは、その分光・レーザーが強く反応し、痛みも強くなります。
また、皮膚が薄い部位は、皮膚が敏感なため、痛みも感じやすくなります。
(3)光脱毛と医療レーザー脱毛の比較
光脱毛は、医療レーザー脱毛に比べ、痛みが少ないのが特徴です。
光脱毛はレーザーと比べ照射出力も弱く、肌への負担や痛みが比較的少ないのです。
しかし、光脱毛は毛の先端部分に反応し処理をするので、期待できる効果は「抑毛・減毛」効果のみです。永久脱毛はできないので注意です。
また、肌への負担や痛みが少ない分、脱毛効果が出るまでの回数や期間も長くかかる傾向にあります。
医療レーザー脱毛は、毛根にある毛乳頭に作用し、毛の生える働き自体を抑えます。よって、高い脱毛効果を得られるのが特徴です。
また、光脱毛よりも少ない回数・期間で脱毛完了できるのも魅力です。
しかし、照射出力が光脱毛よりも強く、施術の際の痛みや負担も強くなってしまいます。
痛みを感じやすい部位は、レーザーではなく光脱毛にするなどしたほうが賢明でしょう。
ただ、医療脱毛を行うクリニックの多くは、痛み対策として麻酔を使うことがあるので、
医療脱毛に拘る方は麻酔の有無をカウンセリングなどで確認しておくと良いですね!
【②痛みが強い部位はどこ?】
光脱毛や医療レーザー脱毛の仕組みから考えて
・色の濃いムダ毛がある部位
・ムダ毛が密集している部位
・皮膚が色素沈着を起こしている部位
は、脱毛の際の痛みが強くなる傾向にあります。
代表的な「痛みが強い部位」としては
・VIOライン(デリケートゾーン)
・ワキ
・男性のひげ脱毛
・襟足、うなじ
・膝小僧
が挙げられます。
Iライン、Vライン、Oラインといったデリケートゾーンやワキ、男性のひげ脱毛は、ムダ毛が濃く太いので、痛みを感じやすいと言われる部位です。「ゴムではじかれたような痛さ」や、「針でチクチク刺すような痛さ」を感じたという体験談も多くあります。
ワキについては、皮膚が薄く敏感なので、痛みを感じやすいというのも一因です。
同じく皮膚が薄いことで痛みを感じやすいのが、ひざ下、膝小僧です。それだけでなく、膝は摩擦や昔の傷跡などで色素沈着を起こしている場合もありますから、それも照射の反応度合い(=痛み)を高めてしまう原因になります。
また、襟足やうなじは、ムダ毛自体は産毛のような細く薄い毛ではあるものの、密集して生えているため、光やレーザーの反応が強くなってしまいます。それにより、痛みを感じやすいと言われています。
でも、こういった部位も、できれば脱毛したいですよね。
次の項目では、痛みをおさえて脱毛するための対策についてご説明します。
【③脱毛の痛みを軽減させるための対策】
綺麗に脱毛はしたいけど、できるだけ施術の際の痛みはおさえたいもの。
痛みを軽減させるための対策についてまとめたので、これを踏まえて安心・安全で綺麗な脱毛を目指しましょう!
(1)痛みに弱い人・痛みを感じやすい部位には光脱毛がおすすめ!
医療レーザー脱毛と比べ、威力が弱いのが光脱毛です。
光脱毛の威力は、医療レーザー脱毛の3分の1程度。レーザーの熱エネルギー温度が200度であるのに対し、光脱毛は約70度と、肌への負担が少ないのです。
また、光脱毛はレーザーに比べ、1度で広い範囲に照射できて処理時間が短く済むというメリットもあります。
このように、光脱毛なら痛みが少なく短時間で済むので、痛みに弱い人はレーザーよりも光脱毛を選ぶと良いでしょう。
また、レーザー脱毛を受けている人でも、痛みを感じやすい部位(VIOラインやワキなど)だけは光脱毛にするなど、使い分けるのもいいかもしれませんね。
(2)処理前に肌をしっかり冷却する
肌をしっかり冷却し、肌の血流をおさえてから脱毛の施術を受けると、痛みを感じにくくなります。
痛みに不安がある方は「痛みを感じやすい体質なので、冷却をしっかりお願いします」とスタッフにお願いしてみましょう。
(3)肌の保湿を怠らない
肌が乾燥した状態で施術を受けると、肌への刺激が大きくなり痛みが強くなります。
普段から、施術部位の保湿を怠らないようにしましょう。保湿クリームやローションなどを使って、念入りにケアしましょう。
常日頃から潤いをキープするのがポイント。高級品ではなく手ごろなケア商品を買って、惜しみなくたっぷり保湿するのがおすすめですよ。
肌に塗る際は擦るのではなく、刺激を抑える為に肌を押さえて入れ込むようにすると、保水力がぐっとアップします。
(4)紫外線対策も入念に!
日焼けをして肌が黒くなると、施術時に照射される光やレーザーが肌に分散され、痛みが強くなります。
脱毛に通っている期間は、徹底した紫外線対策を行いましょう。
(5)生理前後の施術は避ける
施術を受けるタイミングも重要です。
特に生理前後は、施術を控えたほうが良いでしょう。
ホルモンバランスが乱れて肌のバリア機能が低下、乾燥肌・敏感肌になりやすい状態です。そのような状態の肌で施術を受けると痛みも強くなります。できるだけ生理前後を避けて予約したほうがいいでしょう。
(6)照射パワーダウン、休憩などの調整をしてもらう
照射パワーを弱めるのは、最終手段の対策です。
パワーを弱めれば痛みも少なくなりますが、同時に脱毛効果も弱まります。
痛みを感じやすいときは休憩をはさみながら施術してもらうなど、スタッフと相談しながら進めましょう。
【④痛みはいつまで続くの?】
対策を万全にとっても、痛みを全く感じないわけではないこともあるでしょう。
特に、最初のうちは痛みも強いもの。なぜなら最初のほうが、ムダ毛が多く・濃く生えているからです。
しかし、痛みがずっと強く続くわけではありません。
脱毛を何回か続けるうちに、毛は薄く、毛量も少なくなります。
そうすると、痛みもどんどん減っていきます。最後のあたりだと、痛みをほとんど感じなくなったという人も。
痛みに負けて挫折してしまうのではなく、いろいろ工夫・対策をしながら、安心安全で綺麗な脱毛を目指しましょう!